そういえばブッコんでた
尼村くんに「発売したら届けてね!」て言ってたんだっけ。
- 作者: 海野つなみ
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 伊藤理佐
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- 作者: 三崎亜記
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後宮。3人目登場。うううむ。本当に次から次へと怒涛の展開。さらりとしているけれど、愛憎こもごも。人の恋心というのは本当にむずかしい。説明がちょっと多いけど、古典を感じさせないのが面白い。
ピータン。楽しみにしていた甲斐があった!カップルの事とか家族の事とか、じんわりほんのりいい話で面白い。できれば元カノさんも幸せになってほしいなあ。
バスジャック。これは図書館で。
あーねー…。となり町戦争はちょっと気になるところがありつつも、圧倒的なオリジナル設定に対する説明的文章の量と緻密さにやられたものだった。今回もそういう良い点はそのまま。これは短編集で、それぞれ切ない感じが良いのだけど…。一番最初に載っている「二階扉をつけてください」だけは、どうしてもモヤモヤがとれなかった。よーく考えるとあまりにもおかしい設定なのだ。
例えば、妻が出産で実家に帰っている、そしてその間に主人公であるダンナは1回も会いに行かない。(後に妻が帰って来る時に、初めて会うわが娘…の記述があったのでそう判断した)仕事が忙しい?いや、少なくとも週末に扉の見積もりや工事を頼む休みがあった。出産の後、なにがあっても会いに行くものでは?
また、留守中の妻になんの断りもなく家の扉工事をした。わざわざ言うまでの事もない?そういうもんか?そして妻に電話すらしていない。してしまえば扉の事を聞ける状態になるのでお話的にまずいからか。更に妻が帰ってくる日になってベビーベットの用意をしている。普通に考えると初めての子供の為にはもっと前もって色々準備しているものでは?ベットなどの大物は置き場所などあるので特に。これもベットの置く場所が話のキーワードの一つなのでお話的にこうしたのだろう。極めつけ、里帰りしていた妻が赤ちゃんを連れて帰ってくるというのに、ただ家で待っているダンナ。赤ちゃんを抱いて大荷物の妻。実家、せめて最寄り駅まで迎えにいくなりしないだろうか?などなど、あきらかにおかしいのに、普通の顔をして「なにか?」と言っているかのような涼しい顔をしている主人公を考えると空恐ろしい。違う意味で自分にはホラーだった。コレを書く時、編集さんなりが何か言わなかったのだろうか。他の短編が良かっただけに残念。