感想文てのは幾つになっても困りもの

小4のうちの小僧は、作文とか感想文とかが大の苦手。今日も1日かけて、どうにか夏休みの感想文を仕上げていた。まあなあ、読書感想文の規定本てあんまおもしろくないもんな。

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (6) (角川文庫)

バッテリー (6) (角川文庫)

これはちょっと前に、小僧の誕生日プレゼントとして買い与えた本。全6巻。あと番外編の「ラストイニング」も後で買い足した。実は母さんが読みたかったんで。
思っていたよりも、ものすごくしっかりした話だった。「純粋」な少年の物語。NOT「純粋な少年」だ。中学生でここまで己のパーソナリティと人生を判っている少年なんて、いるのかしら?とか思いつつ、ああ、いや、中学生だからこそ判っているのかな、とか。うっかりすると(いやかなり)腐女子的な見方も出来る物語なのだけど、それを決して許さない硬質な潔さがある。汚れた大人でごめんなさい。ジュブナイルすごい。作者の「あさのあつこ」さんの他の作品も是非読んでみたいと思った。